既存の断熱ブロックを
再利用しての防水工事
経験と実績があるからできる
『防水工事』とは
建物全てを雨から守る
大事な工事です!
防水工事とは、ベランダやバルコニー、
陸屋根、 屋上などからの『水』の侵入を
防ぐための工事の事です。
陸屋根や屋上は建物の一番上にあり、
建物全てを雨から守っているのは
『防水層』です。
防水素材が劣化し機能を果たさなければ、
雨水が建物内部に侵入してしまい雨漏りや、
建物を傷める原因となりますので、
防水工事が大切になってきます。
断熱ブロック
陸屋根で屋根温度が高くなる事を軽減する為に取り付けてある断熱ブロック。
- 建物内部だけではなく外側も断熱することで高い断熱効果が得られる
- 強烈な日射熱から防水層を守ってくれるので防水層の劣化促進を防ぎ、防水の寿命も延びる
- 屋上利用をする場合歩行しやすい陸屋根で屋根温度が高くなる事を軽減する為に取り付けてある断熱ブロック
断熱ブロックの改修工事は、一般のリフォーム屋さんでは正しく施工 できる業者が少なく、誤った方法で工事をしてしまう事により雨漏りの原因を作ってしまうこともあります。

1
高圧洗浄(1回目)
エンジン式の高圧洗浄機を使用して断熱ブロック表面の汚れを洗浄します。
最初の工程では、エンジン式の高圧洗浄機を用いて、断熱ブロック表面の徹底した洗浄を行います。
この高圧洗浄機は、通常の清掃では取り除きにくい頑固な汚れや微細なゴミを効果的に除去するために使用されています。
高圧の水流がブロック表面をくまなく洗い流すことで、次の作業に向けた適切な状態に整えます。
丁寧な洗浄は、この後の作業の品質を左右する重要なステップとなります。

2
既存断熱ブロックの取り外し
既存の断熱ブロックを一枚一枚丁寧に取り外していきます。
この作業は、後に復旧防水工事を行った後もこれらのブロックを再利用するため、特に割れや欠けが生じないよう細心の注意を払いながら進めます。工具を使用し慎重にブロックを持ち上げ、その状態を保持しつつ、破損がないように注意を払いながら作業を行います。
この取り外し作業は、全体の再利用計画において非常に重要であり、資材を無駄にしない持続可能な取り組みの一環となっています。

断熱ブロックの下には、接着と不陸調整を兼ねたモルタル団子があります。
モルタル団子は撤去できる現場と出来ない現場があります。
撤去できない場合はモルタル団子ごと防水加工を行います。
3
高圧洗浄(2回目)
断熱ブロックとモルタル団子を撤去した後、次に行うのは床面の徹底した高圧洗浄です。
この工程では、専用の高圧洗浄機を用いて防水層をきれいにし、残っている微細な埃や汚れを一掃します。防水材の効果を最大限に引き出し密着性を高めるため、この洗浄は欠かせません。
高圧の水流が付着物をしっかりと除去することで、防水材が床面にしっかりと密着し、二次的な劣化や水漏れのリスクを軽減します。
このプロセスは、建物の耐久性と安全性に直結する重要なステップであり、品質の高い施工を実現するために必要不可欠です。

4
下地補修・下地調整
既存の防水層に生じた膨れやひび割れなどの劣化している部分をしっかりと補修していきます。このプロセス仕上がりの美しさや長期的な耐久性に直接的な影響を及ぼすため、細心の注意を払いながら行います。
劣化が見つかった箇所は部分的に撤去し、シーリング材などを用いて補修します。こうした下地補修を徹底することで、後の防水施工がスムーズに進み、その性能が最大限に発揮されます。

下地補修後に生じる表面の凹凸を丁寧にならすために、さらに下地調整を行います。
この調整は、防水材が下地にしっかりと密着し、その性能を最大限に発揮するために不可欠な工程です。具体的には、カチオン系樹脂モルタルを使用して表面を平滑に仕上げます。
カチオン系樹脂モルタルは高い密着力を持ち、下地に塗布することで防水材の定着を助け、施工後の美しい仕上がりと長期的な耐久性を確保します。こうした精密な下地調整を施すことにより、後続の防水作業がより効果的に行えるだけでなく、仕上がりの品質を大幅に向上させることが可能です。

5
平場・立面メッシュ貼り
平場や立面に「補強布」と呼ばれるメッシュシートをウレタン材を使って丁寧に貼り付けていきます。
メッシュシートを用いることで、膜厚を均一にすることが可能となり、全体の仕上がりの品質を向上させるだけでなく、防水性の強化に寄与します。ウレタン材を含浸させたメッシュシートは、高い強度と弾性を持ち合わせており、これにより形成される防水膜は非常に強靭なものとなります。
この工程は、防水施工において重要な役割を果たし、時間の経過とともに発生する可能性のあるひび割れや漏水を未然に防ぐために設計されています。

6
ウレタン防水
ウレタン防水の工程では、ウレタン樹脂製の防水材を使用し、コテやローラーを用いて2層にわたって塗布します。
この作業は、防水性能を最大限に発揮するために非常に重要であり、膜の耐久性を確保するための基本となるプロセスです。
最初に下地の状態を考慮し、それに応じた適切な手法で1層目を塗布し、乾燥時間を十分にとります。次に、1層目が完全に乾燥したことを確認した上で、2層目を均一に塗布します。ここで特に注意すべき点は、各層の膜厚を規定通りに整えることです。
これにより、防水層は外部環境からの影響を効果的に遮断し、建物を長期間保護します。

7
トップコート塗布
防水層をさらに保護するためにトップコートを塗布します。
トップコートは、ウレタン防水層を有害な紫外線から保護するという、非常に重要な役割を担っています。
紫外線は時間とともに防水層を劣化させる原因となるため、これを防ぐことが長期間にわたる防水性能の維持に直結します。
見た目の美しさだけでなく、機能的な長所が最大限に発揮される施工品質が実現します。一度トップコートが施された後は、完成した防水層が永く安心をもたらすことが期待されます。

8
断熱ブロック敷き込み
最終段階となるこの工程では、断熱ブロックの復旧作業を行います。
モルタル団子を準備し、その上に断熱ブロックを慎重に配置していきます。
敷き込みの際には、建物全体の勾配を正確に調整することが求められます。これにより、雨水が適切に排水され、建物内部への水の侵入が未然に防げます。

9
完工
施工全体がきちんと完了していることを確認するために、細部に至るまで入念なチェックを行います。
特に、断熱ブロックの敷設状態については、固定ディスクに緩みがないことや、ブロック自体のガタつきが全くないことを確認する必要があります。全ての点検項目をクリアし、問題がなければ、施工は無事に完了となります。

